北海道の観光

怖いだけじゃない!北海道旅行の土産に可愛い熊グッズはいかが?

北海道では道路を熊が歩いているといいますが、本当なんですネ!話では聞いていましたが、最近は頻繁にテレビや新聞で報道されています。しかし、熊が出没するのは一部の地域だけで、北海道の土産で熊をテーマにしたものは多く人気があります。

メロン熊グッズはユニークさ抜群です

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北海道が石炭産業で栄えていたころ、札幌から道道3号を2時間ほど走ると夕張の町がありました。昭和33年が全盛期で人口も12万人を超えていました。夕張は夕張岳を頂点として一帯が石炭の埋蔵が多く採掘場が10か所以上もありました。明治の中頃に鉱脈が発見されたころには、山林地帯ですから熊が頻繁に出没していたと思われます。昭和40年代に入り石炭に代わって石油が燃料の主流となってから、炭鉱は閉鎖されました。石炭に代わる産業として登場したのがメロンで、工夫を重ねた夕張メロンは熟した甘味が知れ渡り全国的にブランドとなりました。山岳地帯の夕張といえば、石炭・夕張・熊となり、町のゆるキャロとして登場したのが「メロン熊」でした。札幌から国道274号で帯広に向かうと、道の駅夕張メロードがあります。更に20分ほど走ると北海道物産センター夕張店があります。店内に入ると、このグッズを被ったおばさんが出迎えてくれます。土産としての種類は多く、ストラップからノートまで12種類ほど揃っているのです。貯金箱などは鮭をくわえているので北海道らしいし、立ち上がって睨んでいるものはぴったりでしょう。

阿寒湖アイヌコタンでは人の背丈ほどの熊の木彫りが人気です

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北海道に観光で来られる人たちに人気のあるのが道東です。摩周湖や屈斜路湖の湖と山々、そうして霧がかかる自然の魅力が人の心を癒してくれるのでしょう。そうして、摩周湖から車で1時間ほど国道241号を西に走ると阿寒湖があります。この阿寒湖畔にあるマリモは一度は見たいもので
、北海道の先住民族アイヌ悲哀の伝承となる物語が魅了します。日常の生活から、どれだけ遠くに行けるかが旅の魅力でもありますが、それを叶えてくれるのが町の一角に阿寒湖アイヌコタンです。「まりも倶楽部」があり、阿寒を食べる・買うを案内しているのです。そうして、幸運の森商店街では、44ヶ所のお土産店が並んでいます。この商店街では、アイヌの人たちが実際に熊の木彫りをしているところを見せてくれます。ショッピングパルコながいでは、人の背丈ほどある熊が入口に置かれているので、記念写真を撮る観光客に人気です。くらね屋では、一品作で響きの良いクマよけ鈴のグッズを販売しています。民芸ショッピングながいは、阿寒湖一番の売り場の広さを生かして、食料品から地酒、海産物、まりもグッズ、木彫りの家紋なども並ぶ土産の総合店です。

熊の木彫りを始めたのは旭川のアイヌの人でした

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北海道で熊の木彫りを最初に始めたのは、明治14年に徳川藩御三家の一つ尾張藩主が、開拓で入植した八雲が発祥の地といわれています。農家の冬の閑散期に副業として始められました。このことを知った旭川のアイヌ人が、始めたのが観光の土産として人気がでて全道に広がったという経緯があります。アイヌの人たちは、成人になると小刀を持つことを許されるのですが、小刀の柄部分に彫り物を施し独自の持ち物としていました。熊を打ち取るための道具で、小刀は結婚を許される証でもあったのです。このような、手先の器用さは元々あったため、木彫りは得意の技だったのです。また、人気の土産である鮭をくわえた熊などはアイヌの生活の糧として日常の出来事であったのです。アイヌの手による木彫りには、真に迫るものがあるのは当然といえるのです。旭川のお土産ではどこでも買えますが、やはりお薦めなのは川村カ子トアイヌ記念館が一番揃っています。川村氏はアイヌの人で、木彫りを最初に行われた場所でもあります。アイヌ文化の伝承を目的に、生活用具など歴史を伝える資料もたくさん揃えられているので本物に触れるチャンスになるでしょう。

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